Can Japanese afford costly new cancer drugs?
Mutsumi Murakami On May 15th in 2019, a top news headline on the front p…
原発事故と経営者の責任
2019年9月19日、福島第一原発事故への経営者責任を問う刑事裁判において、東京地方裁判所の永渕健一裁判長は、裁判の大きな争点となった巨大津波を…
本当に燃料デブリ取り出しは可能なのか?~2号機内部調査で分かったこと~
東電福島第一原発事故からすでに8年が経った。東京電力は今年2月13日、2号機格納容器の内部調査を行い、初めてトングの様なロボットハンドで格納容…
迷走する中国の原子力開発
世界第3位の原発大国に躍り出た中国 2018年から2019年にかけて、中国では新たな原発の運転開始が相次いだ。とりわけ米ウェスチングハウス社が…
書評 がんと生き、母になる
これは「闘病記」ではない。著者の村上睦美に襲いかかった試練は、「病」と呼ぶにはあまりに巨大かつ執拗だった。北海道新聞の記者として年金・医療改革…
南海トラフ地震と原子力防災
はじめに 最近の原子力災害に対する考え方は、裁判所では「差し迫った危険はない」ですべてをかたづけているし、原子力規制委員会の考え方も「福島第一…
太宰治と佐渡 (下)
生活者になる決意 三十路に入ったこの頃の太宰にとって、生活者になるということは大きな主題だった。上京して以来、度重なる自殺未遂や薬物中毒、生家…
太宰治と佐渡 (中)
意外性の島、佐渡 さて、太宰と小説中の「私」は厳密にいえば区別しなければならないので、後者については「私」と書くことにするが、船上の「私」は酔…
太宰治と佐渡 (上)
旅が下手な旅人 旅の仕方には人となりがあからさまにあらわれるものである。太宰治もつくづくそう考えていたようで、その最晩年に書いた文章のなかで「…
「原発爆発」映像が呼び覚ます「3.11」の実相
「原発爆発」映像の衝撃 20世紀は「映像の世紀」と呼ばれる。写真や映画、テレビは20世紀に入って偉大な発展を遂げた。21世紀に入り、これにネッ…