アーカイブ: 文化・芸術批評 - ページ 3
ニーチェへの旅(1)— 国境の町バーゼル(上)
はじめに 今は亡き著名人の足跡をたどることになぜか言い知れぬ愉悦を覚える私は、さまざまな場所にフラフラと足を運び、故人の面影を偲んできた。この…
ボリショイバレエ学校でのワークショップ
今回はロシアからお伝えしたいと思います。 今年で3回目となる、「ボリショイバレエ学校インターナショナルワークショップ」をモスクワで開催しまし…
阿佐ヶ谷住宅のこと(下)-過去においてありえた未来を現在に重ねる
(承前) 画像(1)阿佐ヶ谷住宅で最後の花見(2011年4月撮影) 阿佐ヶ谷住宅のテラスハウスの設計に携わった一人、大高正人は「コモン」と呼ばれ…
阿佐ヶ谷住宅のこと(上)-団地における「私」と「公」を融合させる緑地「コモン」について
私は杉並区阿佐ヶ谷北に住んでいるが、青梅街道の南側(町名では成田東)の都立杉並高校と接するところに1958年に作られた阿佐ヶ谷住宅という広大な団…
バレエの世界~踊る喜び、見る喜び
マラーホフとの共演 バレエと言えば「白鳥の湖」をイメージする人が多いと思う。ロシアの偉大な作曲家チャイコフスキーが作曲し、100年以上もの間、…
現代温泉旅館事情(下)-落日を前に考えてみた
(承前) 湯河原の天野屋旅館、伊豆長岡の南山荘のような、消えてしまった、あるいは建物だけが廃墟のごとく残された、規模が大きく風格もあった木造の…
現代温泉旅館事情(上)-または、木造宿への愛について
私が地の恵みを受ける場所としての温泉、そこの地図に打たれたピンのような役割をもつ昔ながらの開放的な木造旅館に惹かれるのは、子供の頃はまだ一般的…