マイナポータル 闇の真相
友人の韓国旅行のFacebook投稿に触発され、久しぶりにソウルに行って焼肉とかカンジャンケジャンとか食べたいなと旅行の計画を立て出した。そこで気付いたのが、パスポートが10月で切れること。早速ネットで調べたら、どうもマイナポータルで手続きができるらしい事が分かった。
そこで早速マイナポータルを開いたのですが。そのクオリティーの低さに驚愕。まずホームページにパスポート更新のリンクが無い。ネットで情報検索してマニュアル見つけたが、そのマニュアルにもリンクが無い。しかも、ホームページで「パスポート」をキーワードで検索しろとな。マジかと思って検索してリンクを見つけたが、その先には「申請の再開」しか無い!で、今東京有楽町のパスポートセンターにいます。
この件は、さっそくマイナポータル責任者のデジタル庁国民向けサービスグループ長の村上敬亮さんにチクリました。彼は純粋に気付いていなかったです。世間を知らないエリート集団だからかも。昨晩深夜3時頃にデジ庁村上さんから「僕の責任です。時間ください」とレス来ました。2024年度中には変わるでしょう。来年の確定申告が楽しみです。
多分、マイナポータルはデジタル庁の内部で、難しいところから易しいところまで設計されたんだと思います。でも、デジタル庁は先端技術を見ているので、難しいところは慣れてるけど、ホームページみたいな易しいところは慣れていないはず。外の小さなウェブデザイン会社に出したら、もっと出来が良かったはずです。技術開発に一生懸命で、ホームページを設計するHTMLなんてチョロいと思ったんでしょう。村上さんも部下達の仕事を信じていて自らマイナポータルを見た事がなかった。
やはりITは欧米のように私企業に任せた方が良いですね。通信も行政は周波数行政だけで十分。私は忖度しないので、友人である村上さんにクレーム入れました。夜中3時ごろ返事があるまでメッセージうち続けました。ストーカーですね、ほとんど。1番の問題は、プロのNECなどが村上さんに何も言わない事です。いや、言えないんでしょうね。NECも役員以上でないと彼と話できないんだと思います。同じ会議室で役員や平のエンジニアがワーワー議論する欧米とは大きな違いがあります。
私は決して欧米信仰者ではありません。国々によって良いところ悪いところがあります。大谷が良い例です。彼のことを米国学識者は日本からでないと生まれ無い逸材だと言ってます。欠点を認め、それを補う努力をするかどうかです。その意味では中国は先行する日本や欧米の文化技術を良い所どりしています。
日本の有識者はそれを中国の泥棒と言います。官邸に出入りして首相にレクチャーする私の東京大学の先輩も同じです。情けない限りです。日本が明治以来どうやって欧米に追いついて来たか皆忘れてしまったようです。ちなみに村上さんは忖度無しの人間です。単に裸の王様に図らずもなっているだけです。
良い例として、村上さんは省庁の垣根を超えて好きな通信の領域まで首を突っ込みます。多分、経産省、総務省ともに彼のことを良く知っているので自由にさせているんでしょう。私が仲良くなったのも、彼にだれも通信技術の事を教えてくれないので、何でもズケズケいう私が登場して嬉しかったからだと思います。
東京電力パワーグリッド主催で私がコーディネートした、将来の基地局についての意見交換会もその流れでやりました。当時村上さんは経産省で東京電力は責任範囲でしたが、総務省が主幹する基地局は本来は彼の守備範囲外です。参加した通信各社の技術責任役員は目を白黒させていました。なんで経産省の会議に呼ばれたのか理解できなかったんだと思います。
という事で、「結構やるじゃね?日本の若手官僚」という話でした。
(株)NH研究所取締役CTO (株)HOXホールディングス顧問
1958年福岡県生まれ、1983年東京大学工学部情報工学専攻 修士(情報工学)
1983年NEC入社、その後モトローラ、ノキア、サムスンで勤務
2018年ファーウェイ・ジャパンCTO
2021年から現職